ワインの醸造と熟成で共通する要素練習問題①

WSET L3日本語
ワインの醸造と熟成で共通する要素の練習問題①(日本語版)です。WSETは過去問がなく、試験問題の情報が少ないです。こちらは、あくまでも自分の勉強のために個人的に用意した問題ですので、必ずしも正確性を保証するものではありませんが、記述問題の参考になれば幸いです。
ワインの醸造と熟成で共通する要素の練習問題①(日本語版)
  • MLFをする目的と、MLFを促す方法を述べよ。またMLFはワインの風味、味わいにどのような特徴を与えるか述べよ。

・ブドウに含まれてる舌を刺すようなリンゴ酸を、まろやかな乳酸に転化させる。

・ワインの温度を高くし、アルコール発酵後に亜硫酸の添加を控える。

・酸味を減少させ、口当たりをまろやかにし、バターのような風味をもたらす。

  • ワインの醸造過程でブレンドする目的を3つあげよ

・ワインのバランスを調整し、品質を高める

・ワインの味わいに一貫性を持たせる

・ワインメーカーの一定のスタイルを達成し確立することができる

  • 様々な理由から、ブドウ果汁やワインの成分に調整が必要になることがある。マスト強化、補酸、減酸について、その方法を説明せよ。

・マスト強化はアルコール度を高めるためにRCGM添加や、シャプタリザシオンを行う。

・補酸は、酒石酸を添加する。

・減酸は、アルカリを添加して酸を中和させる。

  • オーク樽によってどのような影響がワインにもたらされるか述べよ

・オーク樽を使うことによって、ワインの熟成中にわずかな酸化が起こり、第三の香りを発達させることができる。

・ワインはオークそのものからもタンニンと風味を抽出することができ、オークのタンニンは赤白どちらのワインにも骨格を与えることができ、ワインの感触と複雑な味わいが深まる。

・トースト、ヴァニラ、燻製、クローヴといった香りと風味をワインに与える。

  • 代表的な不活性の醸造容器を2つあげ、それぞれの特徴を説明せよ

・ステンレスタンク

特徴:清潔な状態を保つのが容易で、どんな形状やサイズも作ることができる。また、温度管理装置を組み込んで、温度管理をする事ができる。耐久性が高く、香りやタンニンをワインに与えることがないため果実の特徴を活かしたワインを造ることができる。

・コンクリートタンク

特徴:ステンレスタンクより洗浄とメンテナンスに手間がかかる。厚いコンクリート構造は、高価な温度調整装置を使わなくても温度管理を行うのに役立つ。

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