ブルゴーニュ地方の収穫2023

ワイン記事

素晴らしいワインの誕生に期待

こんにちは、ノラッくんです。今回は、BIVBの発表を元にブルゴーニュの2023年という年についてお伝えします。

ワイン収穫の幕開け

ワインの収穫は、2023年8月25日、ブルゴーニュの南部でスタートしました。最初にクレマン・ド・ブルゴーニュの畑が収穫の舞台となりました。この日の気温は摂氏35度を超え、太陽の下でブドウの収穫が始まりました。

ブドウの芽吹き

ブルゴーニュの2023年は通常と少し違う年でした。暖かい冬から始まり、4月までの不安定な天候のおかげで、ブドウの芽吹きが平均よりも遅れました。しかし、これは春霜を避けるのに役立ちました。春の霜はブドウの芽に被害をもたらし、収穫量にも影響するので、芽吹きが遅れたのは幸いと言えます。

花と受粉

ブドウ畑の景色は5月20日から変わり始め、花が咲き始めました。最初の花が確認されたのは5月末で、6月7日には多くのブドウの樹が開花段階に入り、9月初旬の収穫が予想されました。花は適切な気温と充分な日照りで育ち、豊かなブドウ房ができることを確信させるほどでした。

不安定な夏の天候

夏の訪れも、美味しいワインの製造に重要な役割を果たします。しかし、2023年の夏は雷雨、高温、湿度の変化により不安定でした。これはブドウが病気になるリスクが高まる条件です。また7月11日と7月15日にはひょうが降り、局地的な被害を引き起こしました。しかし、ブルゴーニュ全体で見れば、幸いなことに多くの畑は被害を免れました。

着実なブドウの熟成と収穫

8月は暖かくて晴れた日々が続き、ブドウの糖度が着実に上昇しました。いくつかのワイン生産者は、ブドウの新鮮さと品質を保つために夜間や早朝に収穫することを選択しました。これは、気温が低い間に収穫すると、ブドウの酸化を遅らせ、フレッシュな風味を残すことができるからです。収穫はクレマン・ド・ブルゴーニュの畑で始まり、その後、白ワインの収穫が続きました。そして9月の第2週に、ピノ・ノワールのブドウが収穫されました。シャルドネとアリゴテのブドウが特に良かったようで、“magnificent”と表現されていました。一方、暑さに敏感なピノ・ノワールの房には、高い品質を保つために収穫時にブドウを選別するなど注意が払われました。

ワインの製造

ワインの収穫が終わると、ワイン醸造プロセスが始まります。ここで、ワイン醸造家は、ブドウからワインボトルに詰めるまでのすべてのステップに慎重に取り組みます。この段階で、ワインの個性が形作られます。この記事を書いている今は、まさにブドウがワインに姿を変えようとしている段階です。

まとめ

2023年のブルゴーニュは、2022年に続き、素晴らしいヴィンテージになったと思われます。2年連続で良いヴィンテージが続くことは、ワイン不足が問題となっているブルゴーニュにとって、とても良いことでした。2023年ヴィンテージが、私達のテーブルに姿を見せるのは、まだまだ先ですが、楽しみに待ちましょう。

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