ブドウ畑の管理 練習問題①

WSET L3日本語

ブドウ畑の管理の練習問題①です(日本語版)です。9問あります。ワインの醸造に続きブドウの栽培は重要な箇所になります。

ブドウ畑の管理の練習問題①(日本語版)

  • ブドウの結実は花が発育して実になり始める時に起こるが、受粉しなかった花は落ちてしまう。受粉しなかった花が通常より多い状態をなんと呼ぶか

  • クリュール(Coulure) 花ぶるい

  • 結実にした実が種子を持たず、小さいままの状態をなんと呼ぶか

  • ミルランダージュ(Millerandage)

  • ヴェレゾンについて描写せよ。またいつ起こるのか述べよ。

  • ヴェレゾンは固い緑色の果実が成熟し始める前兆である
  • 黒ブドウも白ブドウも、果皮の色が緑色から変わる
  • 黒ブドウは赤くなってから紫色になり、白ブドウは半透明の金色になる
  • 結実したあと、6〜8週間で起こる
  • 北半球では、7月から9月に起こる
  • 南半球では、1月から3月に起こる

黒ブドウも白ブドウもヴェレゾン前は果皮は緑色です。

  • ヴェレゾンから収穫期にかけて、ブドウに何が起きるか描写せよ

  • 果実の成熟が起こる
  • 果実はふくらみ、水分でいっぱいになる
  • 成熟中、ブドウの糖度が上がり、酸度が下がる
  • 色素と風味が増し、タンニンが発達する

WSETでは「果実の成熟」など、当たり前すぎることも得点に繋がるので書いていきます。

  • ブドウの糖分はどのように作られるか描写せよ。また結実後、ブドウの糖度を上げるために栽培者ができると考えられる方法を2つあげよ。

  • 光合成によってつくられる。葉は光合成を主な役割とし、日光を使って水と二酸化炭素をグルコースと酸素に転化する。グルコースは糖分で、ブドウの樹の育成を促し、熟した果実を甘くする。
  • 糖分の生産を新梢と葉の成長ではなく果実の成熟に向けさせるためのキャノピーの刈り込み
  • ヴェレゾンのすぐ後に摘房する。果実を減らすことで糖度が集中する。
  • キャノピーマネジメントで大きい樹冠を作る。葉が多くの日光を受け、より糖分を作ることができる。

問題では方法を2つですが、可能性のある解答として3つあげました。1つ目と3つ目は、相反する解答ですが、理にかなっていれば、どちらも解答になりえます。「なぜか」を重視するWSET的な視点だと思います。

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