トカイ 練習問題①

WSET L3日本語
トカイの練習問題①です。WSETは過去問がなく、試験問題の情報が少ないです。こちらは、あくまでも自分の勉強のために個人的に用意した問題ですので、必ずしも正確性を保証するものではありませんが、記述問題の参考になれば幸いです。
トカイの練習問題①

1. Tokajiワインの生産に使われる3つのブドウ品種を挙げなさい。

フルミント/ハールシュレヴェリュ/サルガ・ムシュコタイ/ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン

この4つの中から3つ書けば良いです。

2.「Aszú(アスー)」とは何か述べなさい。

貴腐菌(ボトリティス・シネレア)の影響を受けたブドウ。

3. Tokajではどのようにブドウが収穫されるか説明しなさい。

  • 収穫者はブドウを3つの異なるカテゴリーに分ける。
  • 収穫者は畑を数回まわり、アスーと呼ばれる貴腐の影響を受けたブドウだけを一粒ずつ手で摘む。
  • 貴腐化していないブドウは別に収穫される。
  • 「サモロドニ」は「そのまま」という意味で、部分的に貴腐化した房を摘む作業である。

4. Tokaji Aszúのスタイルを説明しなさい。

  • 甘口ワインです。
  • ブドウは貴腐菌に感染している。
  • 色は深い琥珀色で、酸味が高く、香りが非常に豊か。
  • オレンジピール、アプリコット、ハチミツの風味がある。

5. Aszúワインはどのように造られるか説明しなさい。

  • まず、貴腐化していない健康なブドウからベースワインを造る。
  • その後、発酵前、発酵中、または発酵後に貴腐ブドウを漬け込み、12〜60時間浸潰処理をする。
  • 古くからの製造法では、アスーのブドウをペースト状にして加える。
  • 苦味の抽出を避けるために、潰していないアスーの粒を使うこともある。
  • その後、ベースワインと、ふやかした貴腐ブドウの混合物を圧搾し、オーク樽で熟成させる。

6. アスーのフリーラン果汁だけから造られるワインの名前を答えなさい。

  • トカイ・エッセンツィア

7. このワインが高価な理由を説明しなさい。

  • 非常に希少で、生産地域以外ではほとんど流通していないから。
  • アスーの粒から自然に染み出すフリーラン果汁のみを使用するため、ごく少量しかとれないため。
  • マスト(果汁)は非常に糖度が高く、発酵に数年かかるため。
  • 貴腐の影響を受けるには、湿った霧の朝と乾燥した晴れた午後という特定の自然条件が必要なため。
  • 貴腐の影響は進行が不均一なため、一粒ずつ手摘みで収穫され、収穫者は畑を何度も回る必要があるため。
  • ワインはオーク樽で熟成され、樽の管理には多くの労力とコストがかかるため。

このような問題では、コストがかかる理由を、マークの量に応じて解答するようにして下さい。

8. このワインを正しく保管する方法を説明しなさい。

  • 保管温度は10〜15℃の間が理想。
  • ボトルは横に寝かせて保管し、コルクがワインと接触している状態を保つ。
  • コルクが乾くと空気が入り、ワインが酸化してしまう。
  • 強い光を避けて保管する。光がワインを加熱し、劣化の原因になる。
  • 振動のない場所に置き、ワインが静かに休めるようにする。

トカイのワインに限らず、ワインの保管方法は同じなので、どのワインにも使える解答です。

9. このワインに適した提供温度は?

  • よく冷やして(6〜8℃)

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